天野月子 - 《天龙》
地下に潜り穴を掘り続けた
どこに続く穴かは知らずに
土に濡れたスコープを片手に
君の腕を探していた
つぎはぎの幸せを寄せ集め莳きながら
君の强さに押し溃されてた
焼けつき
剥がれない掌の迹
ちぎれた翼で朱く染まる云间を裂いて
上手に羽ばたくわたしを见つけて
茧に笼もり描いた永远は
どこに芽吹き花开くのだろう
朝はやがて闇夜を连れ戻し
わたしの眸を夺ってゆく
月灯り
手探りで重ね合い縺れては
君の在処になれると信じた
燃え尽き
戻らない约束の场所
ちぎれた痛みで黒く染まる大地を駆けて
叫んでも闻こえぬなら
その手で壊してほしい
まだわたしを「わたし」と呼べるうちに
抱き止める君の腕が穏やかな尘に変わる
ただ静かに
终わり