枝(えだ)の影(かげ) 月夜(つきよ)に揺(ゆ)るぎて
遠近(おちこち) 散(ちり)ぼひたる蛍火(ほたるび)
数(かず)知(し)らずの蓮(はちす)を打(う)ち眺(なが)めて
流(なが)るる花(はな) 願(がん)を乗(の)せて
別(わか)れに袖(そで)を濡(ぬ)らし 旅立(たびだ)ちて
川(かわ)の辺(ほとり)ついって水(みず)を掬(むす)ぶ
恋(こい)により その身(み)を滅(ほろ)ぼしける
誓(ちか)き詞(ことば)忘(わす)れど搔(か)い添(そ)ひ合(あ)ひ
清(きよ)し雫(しずく) 波(なみ)に溺(おぼ)る
猶猶(なおなお) 虚(むな)しき夢(ゆめ)結(むす)ぶ